知りたいうつの基礎知識

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どうしてうつになるの

うつ病になる原因は人によって様々です。大きなところでは人間関係や仕事のストレス、将来の見通しなどがあげられますが、それぞれが単独で原因になることもあれば、複雑に絡み合って起きることもあり得ます。また、一般的にはこんなことは原因になり得ないと思われることが原因になることも少なくはありません。有名なところでは赤ちゃんを産んだ後の「産後うつ」が挙げられます。一般的には喜ばしいことなのになぜ、と言われることがありますが、環境や生活リズムの変化などがストレスとなって起こり得ることもあるのが現実です。他にも、職場での昇進や復職、あるいは結婚といった一見、喜ばしいことが原因になることもあり得ます。ただし、様々なストレスを受けてもうつ病になる人とならない人がいるのはなぜでしょう。この違いは一言で言ってしまえば「物事への取り組み方や受け取り方」にあると考えられています。完璧主義、生真面目といった考え方や行動はストレスをためやすく、うつ病を引き起こしやすい状態といわれるのです。現代の医学ではこれらの要因が重なり合い、さらに脳の中の神経伝達物質の働きが悪くなるとうつ病を発症すると考えられています。軽度であれば通院や投薬治療、あるいはカウンセリングなどを併用して治療が行われることになるでしょう。また、うつ病の原因となっているものを遠ざける目的や、集中して治療を行ったほうが良い重度のうつ病の場合には入院を行う場合もあります。入院しての治療は、24時間治療者の中に置かれるため、素早い対応ができるというメリットもあります。特に、患者さん本人が全く気力が出なくて悩んでいる時やゆっくりと休みたい時にはメリットが大きいでしょう。うつ病は多くの人がかかるといわれる心の病ですから、治療を行える機関も多くあります。その中で自分に合った、または家族に合った病院を探すポイントをご紹介しましょう。まずは、通いやすい距離かどうかです。入院しての治療のあとも、継続してサポートを受けるためにはなるべく自宅から近いほうが良いでしょう。特に気力が出ない、移動するのが億劫という時も、何分頑張れば病院にたどり着く、と思える距離ならば通いやすくなるはずです。次に、どのような治療を行っているかを調べておきましょう。西洋薬に漢方薬を併用した治療が得意、モノづくりや園芸などの作業療法が得意、臨床心理士が複数常駐するなど病院によって得意とする治療は違うはずです。病院のWebサイトを利用する、地域の保健師さんに相談するなどして情報を収集してみましょう。また、可能であれば病室の環境や利用できる院内の施設などもチェックしておくのがおすすめです。入院すれば24時間、その環境下で過ごすことになります。部屋は何人部屋か、売店や自販機の場所はチェックしておくと過ごしやすいでしょう。また、家族が入院する場合は面会が可能な時間もチェックするのがおすすめです。入院中は洗濯物や必要物品を届けに行く、あるいは病院側との打ち合わせなどで病院を訪れる必要が出てきます。家族にとって利用しやすい時間であれば、家族の負担が少ないだけでなく、患者さん本人への家族に苦労を掛けているという心理的負担を減らすことができるからです。最後に、うつ病の患者さんの回復にとって良好な人間関係は大切な要素になります。可能であれば入院する候補の病院が絞れたところでスタッフのコメントや写真も見ておくと、相性のいいスタッフがいる機関を探しやすいでしょう。

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